蝉爆弾(セミファイナル)が恐すぎるので、その対処方法を必死に考える!見分け方も調査!

夏が嫌いです。
いや、たしかに暑い日は大変だけど、海は好きだし、花火やお祭り、かき氷だって好きですよ。
そんな、夏の楽しみを全部集めても、奴の存在一つが夏を台無しにする。
そう、それは「蝉(セミ)」。蝉(セミ)が嫌いって人は、結構いますよね。私にとっては「悪魔の昆虫」。
別に、蝉は人を襲ったり、噛んだりするわけでもない。なのに、なんでこんなに嫌いになったんだろう。
おそらく、その要因の一つとして考えられるのが「蝉爆弾」の恐怖。
「蝉爆弾」とは、夏の終わりごろ、蝉が力尽きて道端などに死骸として転がっている・・・と思いきや、近くを通った時に、突然
「ジジジジジジジ!!!」と、地面をのたうち回るように暴れまくる現象のことである。
一言でいって、とても心臓に悪い。しかも、このセミ爆弾は、時期になると結構な頻度で出くわすので、毎年恐怖のイメージが加算されていきます。
セミ爆弾が恐くて、セミが嫌いになったのか。はたまた、セミが嫌いになって、セミ爆弾も恐くなったのか。「卵が先か、ニワトリが先か」みたいな問答。子供のころは、私も蝉を手でつかんだりしていたんですよね。でも今は、とにかく蝉が嫌い。そして、蝉爆弾は恐すぎる!!
蝉爆弾がとにかく恐すぎて、歩道橋の道の真ん中にあったら、信じられないほど遠回りをします。マンションなどの場合、廊下に居た時は、家に入れません。通らなくてはいけないところに、蝉爆弾があったりした時は、死活問題。
なので、蝉爆弾の対処方法を必死で考える。
蝉爆弾とは?まずは分析
蝉(セミ)爆弾とは何ぞや?蝉爆弾の特徴をまとめてみる。
・見た目がグロイ
・だいたい仰向けで死んだフリ(いや本当に死期間近なのだろうが)
・近くを通ると起動する
・発生時期は夏の終わりごろ(横浜だと9月頃がピーク)
・夜は発見が困難
爆弾と形容される故は、「地面に設置」されていて、「近づくと起動」し、「爆弾のように暴れる」点にある。
地面に設置されていることで、非常に迷惑。蝉爆弾の恐怖を覚えている人間にとっては、蝉爆弾が設置されてしまった歩道は、広さによっては通行止めなのである。近くを通った時に、爆弾のように暴れる様は、本当にパニックを引き起こす程十分な破壊力を秘めている。

個人的に、世の中に存在するすべての生物の中で、もっともグロイというか恐怖の見た目です。ゴキブリなんて、セミと比べたらかわいく見えますよ。(ゴキブリも嫌いですけど)ゴキブリと比べたって、実は結構セミは大きいんですよ。そして、ゴキブリをも上回るグロテスクな見た目。最恐の生物ですね。
そして、近づくまでは動かずに、ひっそり佇んでいる様は不気味そのもの。まあ、もちろん本当に力尽きているパターンもあるのですが、個人的には地面に発見した蝉のほとんどがセミ爆弾だと思っている。ちなみに、蝉爆弾の別名として「セミファイナル」と呼ぶ人達もいるらしいのですが、これは蝉爆弾が蝉の死期間近で地面に転がっていることから、「死期」を「ファイナル」、そして死期(ファイナル)手前なので、「セミファイナル」、蝉と上手くかかったナイスなネーミングなのである。
そして、蝉爆弾の恐怖が増すのが、夜です。昼であれば、遠くから蝉爆弾を発見して、回避すればよいが、夜は暗くて発見が困難な場合が結構あるのです。夜、ランニングをしていて、発見し損ねた蝉爆弾が足元で爆発した時には、一瞬でパニックに陥り、また恐怖のイメージが植え付けられて、その後の家に帰るまでのランニングは気が気じゃない。なので、夏の終わりごろは、あまりランニングをしなくなります。
蝉爆弾の対処方法
実は、蝉爆弾と本物の蝉の死骸を見分け方があるみたいなんです。
その見分け方とは、「足が開いているのがセミ爆弾、足が閉じているのが死骸」とういことらしい。本当なのか!?
しかし、この見分け方には弱点がある。足が開いているのか、閉じているのか、中途半端な時はどうすれば?というより、見分け方を使うために、セミ爆弾にかなり近づかなくてはいけない。いや、これがかなりキツイ。そもそも、見分けたと思ったとしても、セミ爆弾の横を通る勇気が湧いてこない・・・
だって、例えばそこに地雷があったとして、「この型はだいぶ古いんで、もうほとんど爆発しないよ」って言われても、その地雷を踏む勇気は湧いてこないですよね!?私にとっては、蝉爆弾とはそういうもの。
この対策方法はそのまんまですね。他の人にセミ爆弾の処理をお願いします。他人に話しかけるのに抵抗が無い人は、もう近くを通った人にお願いしましょう。
「すいません、セミ爆弾の処理をお願いします!!」
他人に話しかける勇気が無い人は、粘り強く待って、他の人が蝉爆弾の近くを通るのを待ちましょう。はい、代わりに犠牲になってもらいます。
でも、この対策方法にも弱点が。それは、都合良く他の人が通りかかってくれるか?という点。マンションの通路などの場合、あまり他人の通行が期待できません。そもそも、人通りが多いところには、セミ爆弾はあまり設置されていません。設置されていても、誰かがすぐに起動するから。後、他の人がセミ爆弾の横を通って大丈夫だったのに、なぜか自分が通った時に限って爆発!という悲劇もあります。
「なんで私の時だけ!?」
これ、結構おすすめです。何かというと、「小石」とか「小枝」とかを蝉爆弾に向かって投げつけます!!原始的(笑)ですが、かなり有効。うまく蝉爆弾に当たれば、蝉爆弾はどっかに飛んでいってくれたり、少なくとも場所が移動して、通りたい道が確保できる可能性大。小石とかが当たったのに、何も反応が無ければ、さすがに死骸でしょ。
しかし、この対策方法にも、いくつもの弱点が。まず、その場で小石や小枝など、投げる物が見つからない可能性が。しかし、この点に関しては、私は「10円玉」で代用したことがあります。小銭を使うことも辞さない覚悟があれば大丈夫。
ただし、蝉爆弾が爆発した時の為、自分の身の安全を確保した場合、なかなかの距離になるので、遠くから蝉爆弾に小石などを当てるコントロールを要します。む、むずかしい・・・しかし、近くから投げる勇気は無い。10円玉を代用していた場合、出費がかさみます。
他人も通らない、投げる物もない、でも急いでいてこの道を通らないといけない。そんな時は、もう奥の手。
「覚悟を決めてダッシュで駆け抜ける」
コツは、「もしかしたら蝉爆弾ではなく、爆発しなかも?」なんて思わず、「絶対爆発する!」と思って、覚悟を持って全速力で駆け抜けること。実際、爆発した時の心理的ダメージを少しは抑えることができるはず。
でも、この対策方法は本当に奥の手ですね。覚悟を決めるまでの精神的負担、全速力で駆け抜ける体力消耗、爆発した際の心理的ダメージ。色々と、失うものがあるんです。
待ち合わせや仕事などで、どうしても急いでいる時だけの緊急手段としてどうぞ。
結局は、これですよね。というより、私の場合はほとんどがコレです。蝉爆弾に出くわした場合は、その道はもう諦めます。
急いでいたり、マンションの部屋に続く廊下とかだと、何かしらの対策方法が必要になりますが、それ以外の場合はもう諦めましょう。
諦めて、他の歩道橋まで遠回りしたり、別の迂回ルートがあれば、迷わずそちらを選択します。歩けばいいんです。
「どかぬなら 諦めましょう セミ爆弾」
いや、困った時の為に対策方法を考えていたのに、最後が「あきらめる」って(笑)。まあ、ある意味、原点回帰というか、悟りの領域ですね。
まとめ 蝉に一言物申す!!
蝉爆弾の対策をまとめると、
・他人に蝉爆弾の処理を依頼する
・遠距離から攻撃
・ダッシュで通り過ぎる
・あきらめる
まあ「あきらめる」というのは対策ではないですね(笑)でも、私はこれが基本。
最後にちょっとだけいいですかね。セミ爆弾にかかった後、セミの事を考えていつも思うんです。
蝉って、いったい何なの!?どうして、そういう進化の道をお前は選んだんだ!?
種によって違うらしいけど、その一生のほとんどである3年~17年とかを地中で過ごして、最期1週間から1か月くらいを地上で過ごすという謎のライフスタイル。
「一生のほとんど地中に居たなら、もうずっと地中にいてくれよ」
まあ、種の保存の為、交尾相手を探すのに地上が都合良かったということなのかな?でも、一生の最期、地上に出てきた途端、あのグロテスクな姿に変身を遂げて、しかも空を飛ぶって、まあよくもそんな都合のよい進化を遂げましたね。
ちなみに、いつも考えるのが、セミが一生の大半を過ごしている「地中生活」は、セミにとって楽しいんですかね?
これって、結構大事ですよ。だって、一生のほとんどを地中生活ですごくつまらなく生きてきたのと、地中生活をエンジョイしてきたのとでは、地上に出てきた蝉に対する感情が全然変わってきます。
地中の中で、苦節何年も耐えてきて、やっと地上に出られた蝉が、最期に一生懸命に鳴いている。これが、蝉に対する一般的なイメージですよね。でも、地中生活が蝉にとって、とてもエンジョイライフだったとしたらどうですか??
地上に出てきた蝉に対して、同情は湧かず、むしろ「ミンミンミン」「ジージージー」鳴いてうるさいな!とかく、蝉爆弾に対しては、怒りという感情しか湧いてこない!!
とまあ、地上で一番他の生物に迷惑をかけている人間が何を言っているんだって話ですよね。すいません。はい、ここまで。
私と同じく、蝉爆弾に悩んでいる人達にとって、少しは役に立つ記事であれば、幸いです。個人的な蝉に対する感情で記事を書きましたので、蝉好きの人達、すみませんでした。
デモ ヤッパリ セミキライ。