【考察】「宮迫、吉本やめるってよ」それって結局・・・

吉本興業がお笑い芸人の雨上がり決死隊・宮迫博之(49)との契約解消を発表したとか。
前にヒットした映画「桐島、部活やめるってよ」ばりに、友人から「宮迫、吉本やめるってよ」って聞かされて、少しだけビックリしたものの、「まぁ、結局そうなるかぁ」と思ったのも事実。
正直、「アメトーク」なんか、かなり好きな番組だったし、宮迫を面白いと思ってたから、もの凄いファンとかではなかったけど、テレビで見れなくなるのは残念。
もちろん、吉本興業と契約解消をしただけで、今後の活動がどうなるかは不明だけど、普通に考えれば、島田紳助の時と同じように、宮迫も事実上の引退になるのかなと。
まずは、今回の騒動を振り返ってみる。
宮迫、吉本と契約解消になるまでの流れ
まずは、宮迫が吉本興業と契約解消になるきっかけとなった騒動などを振り返ってみる。
(ロンドンブーツ1号2号の田村亮はじめ、他複数の芸人も参加。
ギャラの受け取りもあったとの報道。)
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・宮迫は、会合に出席したことは認めたものの、反社会的勢力との認識はなかったことと、ギャラの受け取りも無かったと説明。
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・その後、宮迫は、ギャラの受け取りが「間接的ではあるものの受け取り」を認める。
※その後、金額は100万円とも報道される。
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・宮迫、活動停止の謹慎処分
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・「金塊強奪犯とギャラ飲み」などの追加報道を受けて、7/19付けで吉本興業は、宮迫との契約を解消。
以上が、今回の吉本興業が宮迫との契約を解消することになるまでの、騒動の流れですね。
今回の騒動でのポイントは3つあると思うんです。
箇条書きにしてみると、
・闇営業自体は違法ではないこと
・反社会的勢力と知っていたのか?
・最初の報道に対して「ウソ」をついたこと
まずは、今回の報道でも広く知られることとなった「闇営業」。
「闇」という字面からも、とても悪いことのように聞こえるが、実は違法でもなんでもないらしい。
「闇営業」とは、宮迫の場合においては、マネジメント会社である吉本興業を通さずに、勝手に営業をして、仕事をして、ギャラを受け取ることを指しているが、そもそも吉本興業と所属タレントの間には、明確な契約書が存在していないとか!?
一部の売れっ子との間には、契約書が存在するなんてウワサもありますが、そうはいっても、今回の「闇営業がいけないよ」というのはあくまで社内の話なんですよね。
つまり、闇営業において、所属会社との間に問題は発生するかもしれないが、何か法律で罰せられることをしたわけではないんですよね。
おそらく、契約解消はもちろん、謹慎にだってならない可能性もある。だって、社内の問題であって、よそに迷惑をかけているわけじゃないから。
ただし、上記の話には条件がついていて、「反社会的勢力」の人達だって知らない場合の話なんですよね。
宮迫は、なぜ嘘をついたのか?
もし、「反社会的勢力」の人達だと分かっていて、「エンターテイメント」というサービスを提供して、そのサービスの対価として金銭の授受があったのであれば、それは法律で罰せられる可能性が出てくる行為なので、話が変わってきますよね。
もし、「反社会的勢力」の人達だと分かっていて、その会合に参加していたのであれば、上記の理由から、違法性が発生する可能性があるので、これは仕事などで繋がりのある人達に迷惑をかけることになりますね。
なので、「反社会的勢力」という認識があったのかどうかは、今回の宮迫が吉本に契約解消される一連の騒動において、非常に重要なポイントなんですよね。
「違法性の可能性があるなし」の違いは大きいですよね。
この点について、宮迫は一貫して「反社会的勢力」という認識は無かったと主張していますが、、、ここで3つ目のポイントが絡んできます。
「ギャラは受け取っていない」という嘘ですね。
結局、この嘘はすぐにバレることになりますが、この嘘のせいで「反社会的勢力と知らなかった」というのも、嘘なのでは?とみんなに思われてしまったんですよね。
この時点で、宮迫は謹慎処分になりますが、あくまで「反社会的勢力と知らなかったとはいえ会合に参加してしまったしのは脇が甘かったし、嘘もついてしまった」ので、とりあえず謹慎という感じでしたよね。
みんなからの「本当に知らなかったの?」という疑念は「オフホワイト」のままにしておいて、時間が解決してくれるだろう、という宮迫と吉本興業の考えだったのかなと。
宮迫にとっては、あの不倫騒動を「オフホワイト」でうやむやに逃げきれてしまった経験が、今回悪い方向に出てしまうことに・・・
「宮迫、吉本やめるってよ」それって結局・・・
そして、今回の追加報道。
数年前の金塊強奪犯とのギャラ飲み疑惑。
もちろん、今回だって、週刊誌の報道に対して、「金塊強奪をするような人とは知りませんでした。お金も受け取ってません」って、宮迫は言うこともできたよね。
でも、今回の報道を受けて、出した答えは「吉本との契約解消」、それは事実上の芸能界からの引退とも取れますよね。
上記からの話の流れからすると、今回の報道を受けて「引退」をするということは、じゃあ結局「反社会的勢力の人達だって知ってたってこと?」って思ってしまいますよね。
前回も、今回の報道の中にも、「反社会的勢力と知っていた」と確実に言える証拠はなかったわけで、宮迫が最終的に出した結論が、むしろ「知っていた」と物語っているような気がしてしまうのは、私だけですかね。
もちろん、報道された多くの情報から想像するに、「知っていたのかな?」っていう疑念が多くの人に生じているのも事実。
だからこそ、会見を開いてもらって、宮迫本人の口から、話を聞きたかったです。
たくさんのバラエティ番組を通して、宮迫に笑わしてもらったことがたくさんあります。
「アメトーク」だって、また雨上がりの二人がMCでやっているのを見たかった。
それだけに、今回の騒動の結末は、本当に残念でならない。