【歌詞和訳】ジョン・レノン「ハッピークリスマス」に込められた純粋な想いが心にしみる
今回、歌詞を和訳するのはジョン・レノンの「ハッピークリスマス」です。
冬によく流れているので、ジョン・レノンのことをよく知らない人でも、聞いたことあるあるって感じですよね。サブタイトルは「War Is Over」。
「争いは終わるよ」といった感じですよね。クリスマスソングであると同時に、「平和」を歌った曲でもあるんですね。
シンプルなメロディーとシンプルな歌詞ながら、これ程までに心に温かみが染み渡るのはなぜなんだろう?
ジョン・レノンが「ハッピークリスマス(War Is Over)」に込めた想いを考えながら、歌詞を和訳してみる。
【歌詞和訳】John Lennon「Happy Xmas (War Is Over)」
以下、英語歌詞は引用 日本語歌詞はオリジナル
John Lennon『Happy Xmas (War Is Over)』
So this is Christmas
クリスマスがやってきたね
And what have you done
今年はどんなことをしたんだい?
Another year over
今年ももう終わりだね
And a new one just begun
新しい年が始まるんだ
And so this is Christmas
クリスマスがやってきたね
I hope you have fun
君が楽しんでいるといいな
The near and the dear one
そばにいる人も大切な人も
The old and the young
お年寄りも若い人も
A very Merry Christmas
メリー・クリスマス
And a happy new year
そして新年おめでとう
Let's hope it's a good one
良い年になるように祈ろうよ
Without any fear
何の恐れもない年であるように
And so this is Christmas(war is over)
クリスマスがやってきたね(争いは終わるよ)
For weak and for strong(if you want it)
弱い人にも強い人にも(君たちがそれを望めば)
For rich and the poor ones(war is over)
裕福な人にも貧しい人にも(争いは終わるよ)
The world is so wrong(if you want it)
世界はひどい過ちを犯しているけど(君たちがそれを望めば)
And so happy Christmas(war is over)
ハッピー・クリスマス(争いは終わるよ)
For black and for white(if you want it)
黒人にも白人にも(君たちがそれを望めば)
For yellow and red ones(war is over)
アジア系にもヒスパニック系にも(争いは終わるよ)
Let's stop all the fight(now)
さぁ すべての争いをやめようよ(今)
A very Merry Christmas
メリー・クリスマス
And a happy new year
そして新年おめでとう
Let's hope it's a good one
良い年になるように祈ろうよ
Without any fear
何の恐れもない年であるように
So this is Christmas(war is over)
クリスマスがやってきたね(争いは終わるよ)
And what have you done(if you want it)
今年はどんなことをしたんだい?(君たちがそれを望めば)
Another year over(war is over)
今年ももう終わりだね(争いは終わるよ)
And a new one just begun(if you want it)
新しい年が始まるんだ(君たちがそれを望めば)
And so this is Christmas(war is over)
クリスマスがやってきたね(争いは終わるよ)
I hope you have fun(if you want it)
君が楽しんでいるといいな(君たちがそれを望めば)
The near and the dear one(war is over)
そばにいる人も大切な人も(争いは終わるよ)
The old and the young(now)
お年寄りも若い人も(今)
A very Merry Christmas
メリー・クリスマス
And a happy new year
そして 新年おめでとう
Let's hope it's a good one
良い年になるように祈ろうよ
Without any fear
何の恐れもない年になるように
War is over, if you want it
争いは終わるよ 君たちがそれを望めばね
War is over now
争いは終わるんだ 今
Happy Christmas
ハッピー・クリスマス
ジョン・レノン「Happy Xmas (War Is Over)」歌詞を和訳してみて・・・
ジョン・レノンが「ハッピークリスマス」に込めた想いを考えながら、歌詞を和訳してみましたが、もうそのまんまですね。ジョン・レノンのメッセージがそのまま歌詞になっているようなストレートな曲。
「クリスマスを祝いながら、世界の平和を祈る」
この曲が発表されたのは1971年。当時は、ベトナム戦争中。なので、歌詞にたびたび登場するは「War」は世界中の争いのことであり、ベトナム戦争のことでもあるんですね。
歌詞を和訳していて感じたのは、本当に歌詞がストレートだなと。なにか暗喩だったり、遠回しな表現は使わずに、ジョン・レノンの想いというか願いがそのまま歌詞になっている感じ。
それは、下手すると、幼稚な感じに、なにか物足りないような雰囲気になりかねないところですよね。
メロディーもとてもシンプル。なにか、音楽も歌詞もすべて無駄なものをそぎ落として、ジョン・レノンの想いだけを残したような、そんな一曲。
後、聴いていて感じたのは、ジョン・レノンにかかればハッピークリスマスを歌った曲の中に、自然に「War」っていう物騒な単語を溶け込ませることができるんだなぁと。
ジョン・レノンがこの「ハッピークリスマス」で「War is over」と願いを込めてから、早45年ほど。どうですかね?世界からwarは無くなりましたかね?う~ん、って感じですよね。
まだ世界各地で、「war」が続いていますね。ジョン・レノンは「ハッピークリスマス」に「war is over」と共にたびたび「if you want it」とも書いていますね。「君たちがそれを望めば」世界は平和を望んでいないのでしょうか・・・
ジョン・レノンがまだこの世にいたとして、今の世の中を見たジョン・レノンはどういう曲を作るんですかね?どういう歌詞を書くんでしょうか・・・