【歌詞和訳】U2「Where The Streets Have No Name(約束の地)」あなたにも約束の地の景色が見えるはず!?

今回、歌詞を和訳するのはU2(ユーツー)の「Where The Streets Have No Name(約束の地)」。
タイトルの「Where The Streets Have No Name(約束の地)」をそのまま和訳すると「通りに名前のない場所」といった感じですかね。
ちなみに、「約束の地」というのはこのU2(ユーツー)の「Where The Streets Have No Name」の邦題です。
歌詞の和訳を読んでいただくなんとなく分かると思いますが、結構抽象的な表現の曲なんですよね。
ですが、ボノがこの曲を作った背景を知ると、とても心に染みてくる一曲なんです。
背景を知れば、「約束の地」という邦題も、とても素敵なネーミングセンスだなって思います。
そんな「Where The Streets Have No Name(約束の地)」が作られた背景についても、歌詞と和訳の後で紹介してますので、よかったらぜひ。
まずは、U2(ユーツー)の「Where The Streets Have No Name(約束の地)」の歌詞と和訳をどうぞ。
U2「Where The Streets Have No Name」のMV
【歌詞和訳】U2「Where The Streets Have No Name」
U2『Where The Streets Have No Name』
I wanna run, I want to hide
逃げたしたいよ 隠れたいんだ
I wanna tear down the walls
その壁を 切り崩したいんだ
That hold me inside
俺を 内側に 閉じ込めるから
I wanna reach out
手を伸びして
And touch the flame
その炎に 触れたいんだ
Where the streets have no name
通りに名前なんてついてない そんな場所で
I wanna feel sunlight on my face
顔に降り注ぐ 陽の光を感じたいよ
I see the dust-cloud disappear without a trace
目の前を覆う砂埃が 跡形もなく 消え去るんだ
I wanna take shelter from the poison rain
この毒された雨から 避ける場所を見つけたいんだ
Where the streets have no name
通りに名前なんてついてない そんな場所で
Where the streets have no name
通りに名前なんてついてない そんな場所で
Where the streets have no name
通りに名前なんてついてない そんな場所で
We're still building and burning down love
俺達は いまだに 愛を 紡いでは 燃やしてる
Burning down love
愛を 燃やし尽くしてるだ
And when I go there
俺が そこへ行く時は
I go there with you
君を連れて行くよ
It's all I can do
俺に出来るのは それだけさ
The city's a flood, and our love turns to rust
街は洪水に飲まれ 俺達の愛も錆びついてしまう
We're beaten and blown by the wind
俺達は その風に吹かれて 打ちのめされて
Trampled in dust
埃まみれさ
I'll show you a place
俺が 君に あの場所を見せてあげるよ
High on a desert plain
砂漠の荒野に そびえたってるんだ
Where the streets have no name
通りに名前なんてついてない そんな場所へ
Where the streets have no name
通りに名前なんてついてない そんな場所へ
Where the streets have no name
通りに名前なんてついてない そんな場所へ
We're still building and burning down love
俺達は いまだに 愛を 紡いでは 燃やしてる
Burning down love
愛を 燃やし尽くしてるだ
And when I go there
俺が そこへ行く時は
I go there with you
君を連れて行くよ
It's all I can do
俺に出来るのは それだけさ
Our love turns to rust
俺達の愛も錆びつき
We're beaten and blown by the wind
俺達は その風に吹かれて 打ちのめされる
Blown by the wind
その風に 強く吹かれて
Oh and I see love
あぁ 俺は 目の当たりにするんだ 愛が、、
See our love turn to rust
俺達の愛が 錆びつくを 目の当たりにするんだ
We're beaten and blown by the wind
俺達は その風に吹かれて 打ちのめされる
Blown by the wind
その風に 強く吹かれて
Oh when I go there
だから 俺が そこへ行く時は
I go there with you
君を連れていくよ
It's all I can do
俺に出来ることは それだけさ
U2「Where The Streets Have No Name」歌詞を和訳してみて、、、
ボノの出身であるアイルランド島にあるベルファストという都市。
このベルファストという街では、通りによる区分けがされているんだとか。
つまり、どの通りに住んでいると、どんな宗教を信仰していて、どのくらいの社会的地位があって、どのくらいの収入があるとかが分かってしまうとか。
元々、ボノも街にいると閉所恐怖症になったりするんだとか。
そんな中、ライヴで訪れたエチオピアの街の通りには名前すらついておらず、もちろんどの通りに住んでいるからって宗教・社会的地位・収入などが分かるわけでもない、、、
そんな解放感を感じたことが、このU2(ユーツー)の「Where The Streets Have No Name(約束の地)」という曲のバックボーンになっているらしいんですね。
歌詞の和訳の中にも登場する「通りに名前なんてついてない そんな場所」というのが、モデルになったエチオピアの土地であり、邦題でもある「約束の地」なわけです。
あくまで曲を作るインスピレーションになったということであって、「約束の地」は必ずしも具体的などこというわけでもないと思うんですよね。
それこそ、具体的な土地じゃなくてもいいんだと思います。
社会に生きる以上は、色々な縛りの中で上手に生きなくてはいけないんですが、それは時として大変なことですよね。
そんなことを表現している歌詞の和訳の部分がこちら。
The city's a flood, and our love turns to rust
街は洪水に飲まれ 俺達の愛も錆びついてしまう
We're beaten and blown by the wind
俺達は その風に吹かれて 打ちのめされて
Trampled in dust
埃まみれさ
ベルファストの通りの例は極端だとしても、みんな何かしらの社会の風に吹かれながら生きているわけです。
ある種の息苦しさという閉塞感を感じている人にとっては、エチオピアの土地のような解放感が重要だったりします。
でも個人的には、そんな「約束の地」は具体的な土地じゃなくても、心の中にもあるんじゃないのかなって思うんです。
実際、U2(ユーツー)の「Where The Streets Have No Name(約束の地)」を何度も聴いていると、目の前には解放感あふれた僕だけの約束の地が広がっているような気持ちになれたから。
ボノのエチオピアの話を知っていたからか、僕にとっての約束の地の風景は少し荒れた砂漠の地の中にあるポツンとした小さくてのどかな町の風景でした。
あなたの前には、どんな景色が見えましたか?
歌詞を和訳しながら、何度も聴いていて、そんな気持ちになれたことで、少しこの社会に生きる閉塞感が薄れたような気がしました。
もしかして、ボノも僕たちの心の中に「約束の地」を作ってくれようとして、このU2(ユーツー)の「Where The Streets Have No Name(約束の地)」という曲を作ったのかな、なんて思ったりしました。
そんなU2(ユーツー)の「Where The Streets Have No Name(約束の地)」の歌詞と和訳でした。