【歌詞和訳】Ed Sheeran『Overpass Graffiti』本気の「初恋」ってことは、「初めて」の「失恋」ってこと。
今回、歌詞を和訳するのはEd Sheeran(エド・シーラン)の「Overpass Graffiti(オーバーパス・グラフィティ)」。
タイトルの「Overpass Graffiti(オーバーパス・グラフィティ)」はそのまま和訳すれば「高架のスプレー画」ってところですが、歌詞の雰囲気から「高架下の落書き」と和訳しました。
「Overpass(高架)」というのは、高速道路とか鉄道とかである、川を渡らせたり、高い所を走らせる為の線路・道路を高く支えている柱のことですね。
「Graffiti(グラフィティ)」は、スプレーとかで壁に書いた絵のことですね。二つを合わせるとなんとなく、「あーあれね」って感じで思い浮かぶやつがあると思います。
書いた本人は「アート」のつもりで描いてるかもしれませんが、すいません「高架下の落書き」と歌詞を和訳しました。
このEd Sheeran(エド・シーラン)の「Overpass Graffiti(オーバーパス・グラフィティ)」は、本気の初恋が終わってしまった後の心情を綴った曲になっています。
言ってみたら「失恋ソング」なのですが、Ed Sheeran(エド・シーラン)のセンスがやはり光ってる一曲。
歌詞の和訳の後に、個人的な解釈を少し書いてますので、良かったらぜひ。
まずは、Ed Sheeran(エド・シーラン)の「Overpass Graffiti(オーバーパス・グラフィティ)」の歌詞と和訳をどうぞ。
Ed Sheeran「Overpass Graffiti」のMV
【歌詞和訳】Ed Sheeran「Overpass Graffiti」
Ed Sheeran『Overpass Graffiti』
This is a dark parade
暗雲が続いてるみたいさ
Another rough patch to rain on, to rain on
またも 困難が降りかかる 降りかかるんだ
I know your friends may say
分かってるよ 君の友達はこう言うんだろうな
This is a cause for celebration, hip hip hooray love
「これは むしろ祝うべきことだよ おめでとう」ってね
Photographs in sepia tones
セピア色に褪せたた写真
So still, the fire's barely fighting the cold, alone
静寂の中 火も寒さの前に役が立たない
There are times when I can feel your ghost
君のことを思い出してしまう時があるんだ
Just when I'm almost letting you go
ちょうど 君のことを もう少しで忘れられそうって時にね
The cards were stacked against us both
二人にとって 難しい状況だったんだ、、、
I will always love you for what it's worth
君のことを ずっと愛し続けるよ 意味があるか分からないけどね
We'll never fade like graffiti on the overpass
僕たちのことは 高架下の落書きみたいに 消えたりはしない
And I know time may change the way you think of us
分かってるよ 時間が経てば 君が僕たちのことをどう思うかは変わってしまうだろうけど
But I'll remember the way we were
僕は 僕たちのことを 忘れないよ
You were the first full stop love that will never leave
君は 僕が初めて本気で愛した人だから この愛は消えはしない
Baby, you will never be lost on me
君は 僕の中からずっと消えることはないんだよ
This is a goddamn shame
すごく残念だよ
I never wanted to break it, and leave us tainted
僕は絶対に別れたくなかったし 関係を汚したくもなかった
Know I should walk away
分かってるよ もう去るべきだってね
But I just can't replace us, or even erase us
だけど 僕たちのことを何かに置き替えられないし 消すことなんて出来ないんだ
The car was stuck, the engine stalled
二人の車はハマりこんで エンジンも止まった
And both of us got caught out in the snow, alone
雪にも捕まって身動きが出来ず 二人きり
There were times when I forget the lows
昔は 悪いことなんて覚えてなくて
And think the highs were all that we'd ever known
僕たちが経験してきたことすべてが 良いことだって 思ってたな
The cards were stacked against us both
二人にとって 難しい状況だったんだ、、、
I will always love you for what it's worth
君のことを ずっと愛し続けるよ 意味があるか分からないけどね
We'll never fade like graffiti on the overpass
僕たちのことは 高架下の落書きみたいに 消えたりはしない
And I know time may change the way you think of us
分かってるよ 時間が経てば 君が僕たちのことをどう思うかは変わってしまうだろうけど
But I'll remember the way we were
僕は 僕たちのことを 忘れないよ
You were the first full stop love that will never leave
君は 僕が初めて本気で愛した人だから この愛は消えはしない
Baby, you will never be lost on me
君は 僕の中からずっと消えることはないんだよ
Lost on me
消えることはないよ
Baby, you will never be lost on me
君は 僕の中からずっと消えることはないんだよ
Lost on me
消えることはないんだ
I will always love you for what it's worth
君のことを ずっと愛し続けるよ 意味があるか分からないけどね
We'll never fade like graffiti on the overpass
僕たちのことは 高架下の落書きみたいに 消えたりはしない
And I know time may change the way you think of us
分かってるよ 時間が経てば 君が僕たちのことをどう思うかは変わってしまうだろうけど
But I'll remember the way we were
僕は 僕たちのことを 忘れないよ
You were the first full stop love that will never leave
君は 僕が初めて本気で愛した人だから この愛は消えはしない
Baby, you will never be lost on me
君は 僕の中からずっと消えることはないんだよ
Yeah, yeah, yeah
Yeah, yeah, yeah
Lost on me
消えたりしないよ
Graffiti on the overpass
高架下の落書きみたいにね
Ed Sheeran「Overpass Graffiti」歌詞を和訳してみて、、、
誰にとっても「本気の初恋」って特別なものですよね。
このEd Sheeran(エド・シーラン)の「Overpass Graffiti(オーバーパス・グラフィティ)」は、本気の初恋が終わってしまった後、まだ整理がつかずに、次に進めずにいる人の心情を描いています。
「本気の初恋」だということは、「初めて」の「本気の失恋」なんですよね。
本気の失恋ってつらいですよね。初恋の相手と上手くいって結婚して、今幸せです!っていう人以外は、みんな経験している「本気の初恋からの本気の失恋」。
どうやって気持ちの整理をつけたのかなんて覚えてないですね、、、(遠い昔)
そうなんですよ、初めての本気の失恋だから、気持ちの整理なんて簡単につかわないわけで、それは「Overpass Graffiti(オーバーパス・グラフィティ)」の歌詞の主人公も同じ。
そんな歌詞の彼は、こう思うわけです。
I will always love you for what it's worth
君のことを ずっと愛し続けるよ 意味があるか分からないけどね
We'll never fade like graffiti on the overpass
僕たちのことは 高架下の落書きみたいに 消えたりはしない
気持ち分かりますね。本気だったから「次」なんて考えられない。だから、ずっと君のことを愛してる。
そんな、若さ溢れる、強いエネルギーを持った気持ちですよね。
さて、Ed Sheeran(エド・シーラン)のセンスが光るのは上で紹介した歌詞の和訳の2段目。
「高架下の落書きみたいに 消えたりしないんだ」「僕たちの関係は そんな落書きとは違うんだ」っていう感情。
ここに比較対象として「Overpass Graffiti(高架下の落書き)」を持ってくるところに個人的にしびれちゃいました。
個人的に「Overpass Graffiti(高架下の落書き)」って、「気づいたら描かれていて、なんか鮮やかで印象に残っていて、でも、しばらくして気づいたら、消えているモノ」なんですよね。
そうなんですよ、「Overpass Graffiti(高架下の落書き)」自体がまるで「恋」そのものじゃないですか。
日本と違って、アメリカでは「絶対に消えないモノの象徴」だったら、ごめんなさい(笑)
でも、初めて本気の恋をした人からすると、「この感情が色あせる」なんてまだ想像出来ないんですよね。
「ずっと愛し続けるよ この気持ちは変わらない 気づいたら消えてる落書きなんかとは違うんだ」っていう青くてまっすぐな感じが、経験してきた人からすると少しほろ苦い感情を思い出させてくれるんですね。
僕もそんな風だったかなぁ、なんて少し物思いにふけってみたり。
このEd Sheeran(エド・シーラン)の「Overpass Graffiti(オーバーパス・グラフィティ)」の歌詞の最後は、
Lost on me
消えたりしないよ
Graffiti on the overpass
高架下の落書きみたいにね
で締められていますが、最後の歌詞から浮かび上がってくる鮮やかな落書きがいつかは消えるイメージが、何かを暗示しているようです。
でも、個人的にやっぱり「本気の初恋」って特別で、恋心が残っているわけではないけれど、形を変えて自分の心の片隅に残っている気はしますね。
その感情を何と呼ぶのかは分からないけど。
当時の鮮やかさは残ってはいないけど、見たらなんとなく記憶が蘇ってくるような、かすれて消えかかった高架下の落書きのようですね。
歌詞の和訳をしながら何度も聴いていましたが、Ed Sheeran(エド・シーラン)の曲ってやっぱりすごくセンチな気分にさせますよね。
そんなEd Sheeran(エド・シーラン)の「Overpass Graffiti(オーバーパス・グラフィティ)」の歌詞と和訳でした。