【歌詞和訳】Doja Cat「Woman」新しい「女らしさ」という価値観を世界に突き付けた!?

今回、歌詞を和訳するのはDoja Cat(ドージャ・キャット)の「Woman(ウーマン)」です。
タイトルの「Woman(ウーマン)」はそのまま和訳すれば、「女性」ですが、まさしく女性について歌った曲なんですね。
Doja Cat(ドージャ・キャット)が艶めかしくも、またカッコよくもあるこの「Woman(ウーマン)」。
この曲のタイトルは「Woman(ウーマン)」ですが、個人的にはもう一つキーになっている歌詞が「feminine(女性らしい)」だと思うんです。
「女らしくしなよ」なんて女性に言ったら、「セクハラ」認定される今の時代ですが、「女」を武器に生きている人がいるのもまた事実。
Doja Cat(ドージャ・キャット)が改めて「女性らしさって何?」という問いに正面から答えたのがこの「Woman(ウーマン)」という曲。
この辺りについて、Doja Cat(ドージャ・キャット)が伝えたかったメッセージについて歌詞と和訳の後に少し書いていますので、よかったらぜひ。
まずは、Doja Cat(ドージャ・キャット)と「Woman(ウーマン)」の歌詞と和訳をどうぞ。
Doja Cat「Woman」のMV
【歌詞和訳】Doja Cat「Woman」
Doja Cat『Woman』
Woman
「女」
Let me be your woman
私を あなたの「女」にしてよ
Woman, woman, woman
「女」にさ
I can be your woman
私は あなたの「女」になれるのよ
Woman, woman, woman
「女」にさ
Let me be your woman
私を あなたの「女」にしてよ
Woman, woman, woman
「女」にさ
I can be your woman
私は あなたの「女」になれるわ
Woman, woman, woman
「女」にね
What you need
あなたが求めてる女はさ
She give tenfold, come here, papa, plant your seed
あなたに尽くして 「あなたの子種をちょうだい」って言う女
She can grow it from her womb, a family
それを子宮で育てて 家族を作って
Provide lovin' overlooked and unappreciated, you see
感謝もされず 無償の愛を提供してくれる女
You can't reciprocate
あんた 報うことなんて出来ないでしょ?
I got delicious taste, you need a woman's touch in your place
私はおいしいわよ あんたは自分の好きな時に抱ける女が必要でしょ
Just protect her and keep her safe
彼女はただ囲って 安全なところに置いておきなよ
Baby, worship my hips and waist
ベイビー 私の尻と腰を拝みなさい
So feminine with grace
美しくて とても女らしい体つきでしょ
I touch your soul when you hear me say, "Boy"
私が「ボーイ」って囁く時 あなたの魂まで震わすわよ
Let me be your woman
私を あなたの「女」にしてよ
Woman
「女」
Let me be your woman
私を あなたの「女」にしてよ
Woman, woman, woman
「女」にさ
I can be your woman
私は あなたの「女」になれるのよ
Woman, woman, woman
「女」にさ
Let me be your woman
私を あなたの「女」にしてよ
Woman, woman, woman
「女」にさ
I can be your woman
私は あなたの「女」になれるわ
Woman, woman, woman
「女」にね
I can be your lady, I'm a woman
あなたの「女性」になれる 私は「女」なの
I'm a motherfucker, but they got a problem
私は クソったれな「女」なのよ それだとあいつらは困るんだろうけど
Put some babies in your life and take away the drama
あんたの子供たちを産んで あんたの人生は順調ですって?
Put that paper in the picture like a diorama
ジオラマみたいに 写真を飾って(幸せな家族を演出すればいいの?)
Gotta face a lot of people love the opposite
反対する多くの人達と 正面から向き合わないとね
'Cause the world told me, "We ain't got the common sense"
だって 世間は言うの 「女は分かってない」って
Gotta prove it to myself that I'm on top of shit
まず自分自身に分からせる必要があるわ 女は偉大だってね
And you will never know a god without the goddesses
女神がいなきゃ 神だっていなかったのよ
Honest, it's fuckin' honest, get
正直 本当にマジな話
And I could be on everything
女は 何にだってなれるのよ
I mean I could be the leader, head of all the states
リーダーにだってなれるの 国のトップにだってね
I could smile and jiggle it 'til his pockets empty
笑顔で踊って 男から金を巻き上げたっていいし
I could be the CEO, just look at Robyn Fenty
社長になったっていいの リアーナみたいにね
And I'ma be there for you 'cause you on my team, girl
私はあなたの味方よ だって「女」っていうチームでしょ
Don't ever think you ain't head these niggas, dream girl
女だからトップになれないなんて考えないで 夢を持ってよ
They wanna pit us against each other
あいつらは 私達が 敵対するように仕向けるの
When we succeed and for no reasons
女が成功した時にね 理由なんかないの
They wanna see us end up like we Regina on Mean Girls
あいつらは見たいんだろうね 女達が互いに傷つけあうのをさ
Princess or queen, tomboy or king
お姫様、王女、お転婆、王様
You've heard a lot, you've never seen
色んな話を聞いてきたと思うけど まだ見てはいないでしょ
Mother Earth, Mother Mary rise to the top
母なる地球 母なるマリア様のように 女がトップに上り詰めるのをね
Divine feminine, I'm feminine
神聖なる「女性」 私は「女らしい」のよ
Woman
「女」
Let me be your woman
私を あなたの「女」にしてよ
Woman, woman, woman
「女」にさ
I can be your woman
私は あなたの「女」になれるのよ
Woman, woman, woman
「女」にさ
Let me be your woman
私を あなたの「女」にしてよ
Woman, woman, woman
「女」にさ
I can be your woman
私は あなたの「女」になれるわ
Woman, woman, woman
「女」にね
Doja Cat「Woman」歌詞を和訳してみて、、、
さて、このDoja Cat(ドージャ・キャット)の「Woman(ウーマン)」という曲には2つヴァースがあります。
一つ目のヴァースでは、「あんたは都合の良い女が必要なんでしょ?私の尻と腰を崇めなさいよ。どう?セクシーでしょ?私があんたを気持ちよくさせてあげるわよ」って感じ。
この歌詞の中で登場する「feminine」は、「どう?私の体つきは?女らしくってセクシーでしょ?」って感じで使われています。
男性の本能を刺激して、魅了する、つまり「女」を武器に使うしたたかさが表現されているわけです。
2つ目のヴァースでは、「女は男の人生を飾る道具じゃないのよ。女は何だってなれるの、社長にだって、国のトップにだってね。」って感じで、未だに残る男尊女卑の価値観を否定して、今の時代の「女」の可能性を歌っています。
この歌詞の中で登場する「feminine」は「I'm feminine(私は 「女らしい」のよ)」とヴァースの締めに使われていて、歌詞の和訳をしている中、これが一番キーになる歌詞なのかなって。
「私は女らしい」っていう言葉はひと昔前であれば、「どこかか弱くて、おしとやかで」という、当時のイメージだったと思います。
ですが、Doja Cat(ドージャ・キャット)が示した「feminine(女らしい)」というのは、「男の本能を刺激して女を武器にするしたたかさであり、また社長や国のトップにもなれる可能性も持っている」という現代の「女らしい」を表現しているわけですね。
「私は女らしい」っていう言葉が持つ意味はひと昔前とは変わってるわけであり、Doja Cat(ドージャ・キャット)が改めて堂々と「私は女らしいのよ」って歌いあげることで、新たな価値観を創りだそうとしてるわけです。
歌詞の和訳をしていて、気になった歌詞がこちら。
And you will never know a god without the goddesses
女神がいなきゃ 神だっていなかったのよ
これは歌詞の意味をそのまま取れば、「神」を産んだ「女神」がいなきゃ、あんた達は「神」に出会えていないでしょ?って感じですが、もっと意訳すると、「あんた達男共は、結局私達女が産んでるのよ、私達女がいなきゃ、あんた達は存在してないのよ」って感じ。
「女性は偉大なのよ」っていう、男達への警告であり、他の女性達への「応援歌」でもあるんですね。
サビでは「私をあなたの女にしてよ」って媚びてるような歌詞ですが、この「Woman(ウーマン)」という曲のDoja Cat(ドージャ・キャット)からは一切「媚びてる」感じはせずに、むしろ「強さ」を感じますよね。
それこそ、男共をしたたかに手玉に取って、女性が世界のトップに立つ日が来るわよっていうメッセージかなと。
そんなDoja Cat(ドージャ・キャット)の「Woman(ウーマン)」の歌詞と和訳でした。