【歌詞和訳】Adele「Easy on me」この曲に込められた想いを知れば、より心に染みてくる!?
今回、歌詞を和訳するのはAdele(アデル)の「Easy on me(イージー・オン・ミー)」です。
タイトルの「Easy on me(イージー・オン・ミー)」はそのまま和訳すれば、「私に優しくして、私に手加減して」というところですが、下の歌詞の和訳では「私を許して」としました。
Adele(アデル)は誰に許して欲しいのか?
とてもシンプルで少ない歌詞で構成されている曲だからこそ、この曲をAdele(アデル)が作った背景を知らないと、うまく解釈できないかも!?
Adele(アデル)がこのメッセージを向けた相手とは?
歌詞と和訳の下に、この曲について解説を少し書いていますので、よかったらぜひ。
まずはAdele(アデル)の「Easy on me(イージー・オン・ミー)」の歌詞と和訳です。
Adele「Easy on me」のMV
【歌詞和訳】Adele「Easy on me」
Adele『Easy on me』
There ain't no gold in this river
この川には 黄金のようにキラキラしたものはないの
That I've been washin' my hands in forever
ずっと 私が手を洗ってきた この川にはね
I know there is hope in these waters
知ってるわ この川には 希望があることを
But I can't bring myself to swim
けど 自分から泳ぐことが出来ないの
When I am drownin' in the silence
この静寂の関係に溺れてしまっているから
Baby, let me in
ベイビー 私を飛び込ませて、、、
Go easy on me, baby
私を許して ベイビー
I was still a child
まだ未熟だったのよ
Didn't get the chance to
機会がなかったの
Feel the world around me
私の周りの世界を感じるね
I had no time to choose what I chose to do
自分の選択肢すら 選ぶ時間がなかったの
So go easy on me
だから 私を許して、、、
There ain't no room for our things to change
私達には 関係が良くなる余地なんて無かったの
When we are both so deeply stuck in our ways
お互い 自分のやり方に固執して 動けなくなってしまった時には
You can't deny how hard I've tried
私がどれだけ努力したかを 否定出来ないはずよ
I changed who I was to put you both first
二人のことを一番に考えるべきだって 私は変わったわ
But now I give up
けど もう 諦めるの
Go easy on me, baby
私を許して ベイビー
I was still a child
まだ未熟だったのよ
Didn't get the chance to
機会がなかったの
Feel the world around me
私の周りの世界を感じるね
Had no time to choose what I chose to do
自分の選択肢すら 選ぶ時間がなかったの
So go easy on me
だから 私を許して、、、
I had good intentions
うまくいくと思ってたし
And I has these hopes
希望も持ってたの
But I know it now
けど 今 分かったの
It probably hasn't even shown
たぶん あなたには 伝わっていなかったのね、、、
Go easy on me, baby
私を許して ベイビー
I was still a child
まだ未熟だったのよ
Didn't get the chance to
機会がなかったの
Feel the world around me
私の周りの世界を感じるね
I had no time to choose what I chose to do
自分の選択肢すら 選ぶ時間がなかったの
So go easy on me
だから 私を許して、、、
Adele「Easy on me」歌詞を和訳してみて、、、
この「Easy on me(イージー・オン・ミー)」という曲はAdele(アデル)にとって4枚目となるアルバム『30』に入る予定の曲なんですね。
このアルバムのタイトルにもなっている『30』というのは、もちろんAdele(アデル)の年齢を示唆しています。
そして、Adele(アデル)は30歳の時に離婚をしていて、息子が一人いるんですね。
Adele(アデル)は雑誌のインタビューにこの曲は当時まだ幼かった息子に離婚のことについて上手く説明出来なかったことがきっかけで書き始めたと語っています。
つまり、この曲はAdele(アデル)が自身の離婚について語った曲であり、息子へのメッセージでもあるんですね。
この背景を知っていると、歌詞の和訳を読んでもいまいちピンとこなかった部分もしっくりくると思います。
まずは、この歌詞の和訳。
There ain't no gold in this river
この川には 黄金のようにキラキラしたものはないの
That I've been washin' my hands in forever
ずっと 私が手を洗ってきた この川にはね
I know there is hope in these waters
知ってるわ この川には 希望があることを
But I can't bring myself to swim
けど 自分から泳ぐことが出来ないの
この歌詞の「川」というのは、元夫との関係のことであり、また元夫そのものを指していると思います。
もう「川(二人の間)」には「キラキラしたもの(良い関係)」はない。
「ずっと手を洗ってきた」というのは、川に体まで入らず、手でバシャバシャするだけ、つまり「深入りせず、浅い関係」ということ。離婚前の冷えた上辺だけの夫婦関係という感じですかね。
そして、この川に希望はあるかもしれないが、自分からは入って泳ぐことは出来ない、というのは「元夫との関係には希望はあるのかもしれないけど、自分から関係を深めることは出来ない」ってことですね。
「川」という表現を用いて、大人の夫婦の難しくなってしまった関係性を表現しているんですね。
そして、サビの歌詞の和訳の部分。
Go easy on me, baby
私を許して ベイビー
この曲のタイトルにもなっているこの歌詞は、自分の息子へ向けたメッセージなんですね。
「離婚してしまって、ごめんなさい、私を許してね」
離婚当時、まだ幼かった息子には大人の事情は理解できず、ただ寂しい想いをさせてしまった、、、
けど、こんな事情なの、いつかは分かって、私を許してね、というAdele(アデル)から息子へのメッセージ。
歌詞の和訳を読んでいただければ分かると思いますが、歌詞の中には「私は努力をしたの、二人のことを一番に考えなきゃって、自分も変えたのよ」って、少し離婚のことを息子に弁明するような部分もあります。
なので、サビの歌詞の「Easy on me」は、「私を許して」と和訳するのがしっくりくるのかなと。
結婚当初のAdele(アデル)自身がまだ若かくて未熟だったこと、私なりに頑張ったと弁明したり、大きくなった息子に対して「離婚」のことを改めて説明してるんですね。
Adele(アデル)の透き通るようなVocalと心に染み入るようなMusicが、切々と息子への愛情を訴えかけてきます。
そんなAdele(アデル)の「Easy on me(イージー・オン・ミー)」の歌詞と和訳でした。