【歌詞和訳】Queen「Somebody to Love(愛にすべてを)」ただ哀しいだけの曲じゃない!?
今回、歌詞を和訳するのはQueen(クイーン)の「Somebody to Love(愛にすべてを)」。
タイトルの「Somebody to Love」は、そのまま日本語に訳せば「愛せる誰か」って感じ。ちなみに邦題は「愛にすべてを」になってます。
「Somebody to Love」の歌詞全体のイメージは、自分の人生に光を見いだせない男性が、ただ「誰か 僕に 愛する人を 見つけてくれないか?」と懇願する、そんな哀愁たっぷりの歌詞になってます。
フレディの表現力もあいまって、本当に哀愁が漂っている一曲。
まずは、Queen(クイーン)の「Somebody to Love(愛にすべてを)」の歌詞の和訳をどうぞ。
Queen「Somebody to Love」のMV
【歌詞和訳】Queen「Somebody to Love」
Queen『Somebody to Love』
Can anybody find me somebody to love
誰か 僕に 愛する人を 見つけてくれないか?
Each morning I get up I die a little
毎朝 起きる度に 少しずつ死んでいくみたいだ
Can barely stand on my feet
自分の足で なんとか立っているけど
(Take a look at yourself)
(自分の目で 確かめてみて)
Take a look in the mirror and cry
鏡で自分の姿を見ると 泣いてしまうんだ
Lord what you're doing to me
神様 あなたは いったい僕に何をしたのですか...
I have spent all my years in believing you
僕は これまで あなたを信じて 生きてきた
But I just can't get no relief, Lord
だけど 全然救われないじゃないか 神様
Somebody, somebody
誰か 誰か
Can anybody find me somebody to love
誰か 僕に 愛する人を 見つけてくれないか?
I work hard (he works hard)
僕は 一生懸命 働いてる (彼は 一生懸命 働いてる)
every day of my life
毎日 ずっと
I work till I ache in my bones
骨が痛むまで 働いてる
At the end
一日が終わって
(at the end of the day)
(一日が終わって)
I take home my hard earned pay all on my own
自分で稼いだ給料を持って 家に帰るんだ
I get down (down) on my knees (knees)
僕は かかんで ひざまづいて
And I start to pray
祈り始める
Till the tears run down from my eyes
涙が 俺の目から 流れ落ちるまでね
Lord somebody (somebody), ooh somebody
神様 誰か 誰か
(Please) Can anybody find me somebody to love
(どうか) 誰か 僕に 愛する人を 見つけてくれないか?
(He works hard)
(彼は 一生懸命 働いてる)
Everyday (everyday)
毎日
I try and I try and I try
頑張って 頑張って 頑張ってる
But everybody wants to put me down
だけど みんな 僕を凹ませたがるんだ
They say I'm going crazy
みんなが言うんだ 僕は狂ってるって
They say I got a lot of water in my brain
僕の頭の中は 水でも入ってるんじゃないかってね
Ah, got no common sense
あぁ 普通の人の判断力は 持ち合わせていないよ...
I got nobody left to believe in
信じられる人だって いないんだ...
Yeah yeah yeah yeah
Oh Lord
あぁ 神様
Ooh somebody,ooh somebody
あぁ 誰か 誰か
Can anybody find me somebody to love
誰か 僕に 愛する人を 見つけてくれないか?
(Can anybody find me someone to love)
(誰か 僕に 愛する人を 見つけてくれないか?)
Got no feel, I got no rhythm
何も感じないし リズムも消えた
I just keep losing my beat
自分の鼓動さえ 消えかけている
(You just keep losing and losing)
(君の鼓動は 消えかけている)
I'm OK, I'm alright
でも大丈夫 僕は大丈夫さ
(he's alright, he's alright)
(彼は大丈夫)
I ain't gonna face no defeat
僕が 負けるなんてことはないんだ
I just gotta get out of this prison cell
この牢獄みたいな人生から 抜け出さなきゃ
One day (someday) I'm gonna be free, Lord
いつか 自由になるんだ 神様
Find me somebody to love
僕に 愛する人を 見つけてください
Find me somebody to love
Find me somebody to love
Find me somebody to love
Find me somebody to love
Find me somebody to love...
Somebody find me somebody to love
誰か 僕に 愛する人を 見つけてください
Can anybody find me somebody to love
誰か 僕に 愛する人を 見つけてくれないか?
Queen「Somebody to Love」歌詞を和訳してみて・・・
Queen(クイーン)の「Somebody to Love(愛にすべてを)」の歌詞の和訳しながら、何度も聴いているうちに、どんどん哀しい気持ちに...
最初は、邦題の「愛にすべてを」って、なんかピントがずれている気がしていましたが、歌詞の和訳を進めるうちに、「なるほど」と腑に落ちた感じに。
歌詞の和訳にある通り、主人公の男性は自分の人生をひどいモノに感じていますね。神様に八つ当たりなんかして。
そんな、言ってみれば絶望の男性が、自分の人生を生まれかわせる為に、願ったのが「Somebody to Love(愛する人)」なんですね。
牢獄のように感じている自分の人生を抜け出すのに、男性が欲したのが「お金」でも「才能」でもなく、「愛」なんです。
この男性は、「愛にすべてを捧げる覚悟」を持ったのではないでしょうか。もしくは、「愛に自分のすべてを捧げること」で、自分の人生に光が差すと考えたんですよね。
たしかに、「愛」はそのくらいの力を秘めていますよね。だから、古今東西の色々なアーティストが色々な角度から「愛」について歌うわけですよね。
Queen(クイーン)の「Somebody to Love(愛にすべてを)」の歌詞の和訳していて、ただただ哀しいだけの曲かなと思っていた印象が結構変わりました。
Queen(クイーン)による独特な角度から「愛の力」を歌った曲だったんだなって。
そんな、Queen(クイーン)の「Somebody to Love(愛にすべてを)」の歌詞の和訳でした。