【歌詞和訳】Taylor Swift「All Too Well(10 Minute Ver)」ショートフィルムの内容も完全解説!!

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今回、歌詞和訳するのはTaylor Swiftテイラー・スウィフト)の「All Too Well(10 Minute Ver)(オール・トゥ・ウェル)」。



Taylor Swift(テイラー・スウィフト)が以前に発表した「All Too Well」「10 Minute Ver」としてリメイクしたのがこの曲。



タイトルの「All Too Well」はそのまま和訳すれば、「すべてを上手すぎる程に」といったところですが、歌詞の雰囲気から「鮮明過ぎるほどに」と和訳しています。



何が鮮明過ぎるのか?



失恋して忘れたいのに、二人の想い出を「All Too Well(鮮明過ぎるほどに)」思い出せてしまうという、失恋した後の心の様相を描いている歌詞なんですね。



この曲は、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)本人の恋愛がベースになっていて、その相手は俳優のジェイク・ギレンホールという噂。



当時発表したものよりも、「10 Minute Ver」になり、よりち密に描かれた歌詞の世界観と完璧にリンクしたショートフィルムも公開されました。



このショートフィルムは、「AN UPSTATE ESCAPE(北への逃避行)」「THE FIRST CRACKS IN THE GLASS(初めてのヒビ)」「ARE YOU REAL?(本気なの?)」「THE BREAKING POINT(限界点)」「THE REELING(動揺)」「THE REMEMBERRING(想い出)」「THIRTEEN YEARS GONE(13年経って)」 という7つの章から出来上がっています。



ショートフィルムは歌詞と和訳の下にリンクを貼ってあるので、観てみてください。



このショートフィルムは歌詞と完璧にリンクしていますので、このショートフィルムの解説も歌詞と和訳の下に書いていますので、良かったらぜひ。



まずは、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)「All Too Well(10 Minute Ver)(オール・トゥ・ウェル)」の歌詞と和訳です。

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Taylor Swift「All Too Well(10 Minute Ver)」のMV

【歌詞和訳】Taylor Swift「All Too Well(10 Minute Ver)」

Taylor Swift『All Too Well(10 Minute Ver)』



I walked through the door with you, the air was cold
あなたと一緒にドアから出て 外の空気は冷たく

But something 'bout it felt like home somehow
でも どこか家のように心地が良かったの

And I left my scarf there at your sister's house
あなたのお姉さんの家に 私のスカーフを忘れてきたけど

And you've still got it in your drawer, even now
あなたは まだそれを引き出しの中にしまっている 今でも、、、




「AN UPSTATE ESCAPE(北への逃避行)」

Oh, your sweet disposition and my wide-eyed gaze
優しいあなたと 目を見開いてはしゃいじゃう私

We're singing in the car, getting lost upstate
車の中で二人で歌ってたら 北部で迷子になったりしたよね 

Autumn leaves falling down like pieces into place
秋の落ち葉が パズルのピースを埋めるように落ちていく

And I can picture it after all these days
ずいぶん経ったけど その景色を 鮮明に覚えてる



And I know it's long gone and
分かってるわ もうだいぶ前に過ぎたことだし

That magic's not here no more
あの魔法には もうかかってないわ

And I might be okay, but I'm not fine at all
大丈夫かもしれないけど、、、 本当は全然大丈夫じゃないの



'Cause there we are again on that little town street
だって あの小さな町の通りに 私達がまた見えるから

You almost ran the red 'cause you were lookin' over at me
私のことを見つめていて 赤信号を見落としそうになったあなた

Wind in my hair, I was there
私の髪を風がなでて たしかに そこに私がいたの

I remember it all too well
鮮明過ぎるほどに 覚えているのよ




「THE FIRST CRACK IN THE GLASS(初めてのヒビ)」

Photo album on the counter, your cheeks were turning red
カウンターに置かれた写真 あなたは頬を赤くして恥ずかしがってたね

You used to be a little kid with glasses in a twin-sized bed
大きなベッドの上にいる 眼鏡をかけた小さな子があなたでしょ

And your mother's telling stories 'bout you on the tee-ball team
あなたのお母さんが あなたがティーボールで活躍してた話をしてくれた

You taught me 'bout your past, thinking your future was me
あなたも昔のことを話してくれて 未来は一緒だって思ってくれてた

And you were tossing me the car keys, "fuck the patriarchy"
私に車の鍵を放りなげて 「運転は男の役目ってわけじゃない」なんて言うの

Key chain on the ground, we were always skipping town
鍵が地面に落ちて いつもそうやって街を出てた

And I was thinking on the drive down, any time now
車の中で 考えてたの そろそろ

He's gonna say it's love, you never called it what it was
「これは愛だよ」って言ってくれるんじゃないかって けど あなたは決してそうは言ってくれなかった

'Til we were dead and gone and buried
死んで 埋葬されるまで

Check the pulse and come back swearing it's the same
脈があるか調べて戻ってきて 「君への気持ちは同じままだよ」なんて言うのよ

After three months in the grave
私は 三か月も 墓の中だったわ

And then you wondered where it went to as I reached for you
あなたに手を差し伸べていたのに あなたは気づいてもいなかった

But all I felt was shame and you held my lifeless frame
本当に恥ずかしい だから あなたは 私の心の無い体を抱きしめることになったのよ



And I know it's long gone and
分かってるわ もうだいぶ前に過ぎたことだし

There was nothing else I could do
私に出来ることは 他になかったわ

And I forget about you long enough
長い間 あなたを忘れようとしたの

To forget why I needed to
どうして あなたを忘れなくちゃいけなかったのかも 忘れてしまったけど




「ARE YOU REAL?(本気なの?)」

'Cause there we are again in the middle of the night
だって 真夜中の 私達がまた見えるから 

We're dancing 'round the kitchen in the refrigerator light
冷蔵庫の明かりで キッチンで踊ったよね

Down the stairs, I was there
階段の下には たしかに そこに私がいたの

I remember it all too well
鮮明過ぎるほどに 覚えているのよ

And there we are again when nobody had to know
誰も知らないあの時の 私達がまた見えるの

You kept me like a secret, but I kept you like an oath
あなたにとって私は「秘密」だったけど 私にとってあなたは「誓い」だったわ

Sacred prayer and we'd swear
神聖な祈りがあれば 私達も誓えたわ

To remember it all too well
ずっと 鮮明に覚えているって




「THE BREAKING POINT(限界点)」

Well, maybe we got lost in translation
言葉の行き違いがあったかもね

Maybe I asked for too much
私が多くを求めすぎちゃったかもしれない

But maybe this thing was a masterpiece
けど たぶん 最高の恋だったわ

'Til you tore it all up
あなたがすべてを台無しにするまではね

Running scared, I was there
怯えている私が そこにはいたわ

I remember it all too well
鮮明過ぎるほどに 覚えているの

And you call me up again just to break me like a promise
あなたは また電話をかけてきて私を傷つけるの お約束の流れみたいにね

So casually cruel in the name of being honest
「誠実」の仮面をかぶってるだけの とても残酷なことよ

I'm a crumpled up piece of paper lying here
私は ここに落ちてる しわくちゃの紙切れみたい

'Cause I remember it all, all, all
だって 私は覚えているの 全部 全部、、、



They say all's well that ends well, but I'm in a new Hell
「終わり良ければすべて良し」って言うけど 私は新しい地獄にいるわ

Every time you double-cross my mind
あなたに裏切られる度にね

You said if we had been closer in age maybe it would have been fine
あなたは「もっと歳が近ければ 上手くいった」なんて言ったわね

And that made me want to die
もう死にたいって気持ちになったわ

The idea you had of me, who was she?
あなたが私に思い描いていた理想の彼女って誰?

A never-needy, ever-lovely jewel whose shine reflects on you
何も求めないで 可愛らしく あなたを輝かせる宝石みたいな子が良かったの?

Not weeping in a party bathroom
パーティのトイレで泣いてたわけじゃないけど

Some actress asking me what happened, you
何人かの女優が私に聞いてくれたわ「何かあったの?」って あなたよ

That's what happened, you
何があったって あなたのことよ

You who charmed my dad with self-effacing jokes
自虐的な冗談を言ったりして 私の父にも気に入られてたあなた

Sipping coffee like you're on a late-night show
深夜番組に出演しているみたいに コーヒーをすすりながら

But then he watched me watch the front door all night, willing you to come
けど そんな父は 一晩中ドアの前であなたが来ないかって 待ち続ける私を 見ることになったわ

And he said, "It's supposed to be fun turning twenty-one"
父は言ったわ 「21歳になるのは 楽しいことのはずなのに」って




「THE REELING(動揺)」

Time won't fly, it's like I'm paralyzed by it
時間は飛ぶようには過ぎず 痺れたように 私は次に進めないまま

I'd like to be my old self again, but I'm still trying to find it
昔の自分に戻りたいけど まだ見つからない

After plaid shirt days and nights when you made me your own
チェック柄のシャツを着て過ごしたあの日々 私はあなたのものだった

Now you mail back my things and I walk home alone
でも今は あなたに私の荷物は送り返されて 家路を独りで歩いてる




「THE REMEMBERING(想い出)」

But you keep my old scarf from that very first week
だけど あなたは私のスカーフを捨てずに持ってる 出会ったころからずっと

'Cause it reminds you of innocence and it smells like me
それがあなたに 楽しかった頃と私の匂いを思い出させるからでしょ

You can't get rid of it
あなたはそれを捨てられないの

'Cause you remember it all too well
だって あなたも 鮮明過ぎるほどに覚えているから

'Cause there we are again when I loved you so
だって あんなにあなたを愛した頃の 私達がまた見えるのよ

Back before you lost the one real thing you've ever known
あなたにとって たった一つの本当の愛を失う前のね

It was rare, I was there
貴重な恋 たしかに 私がそこにいたの

I remember it all too well
私は 鮮明過ぎるほどに 覚えているの

Wind in my hair, you were there
風が私の髪をなでて たしかに あなたはそこにいたの

You remember it all
あなたも 全部覚えてるでしょ

Down the stairs, you were there
階段の下に たしかに あなたはそこにいたの

You remember it all
あなたも 全部覚えてるでしょ

It was rare, I was there
貴重な恋 たしかに 私はそこにいたの

I remember it all too well
私は 鮮明過ぎるほどに 覚えているの




「THIRTEEN YEARS GONE(13年経って)」

And I was never good at telling jokes, but the punch line goes
私は決して冗談を言うのが得意じゃないけど 話のオチはこうよ

"I'll get older, but your lovers stay my age"
「私が歳を取っても あなたは結局若い子と恋愛してる」

From when your Brooklyn broke my skin and bones
あなたといたブルックリンで ボロボロになってから

I'm a soldier who's returning half her weight
私は 体の半分を失って 帰還した兵士のよう

And did the twin flame bruise paint you blue?
この2つのあざが あなたを苦しめたことがある?

Just between us, did the love affair maim you, too?
誰にも言わないから教えて あなたもこの恋のことで苦しんだの?

'Cause in this city's barren cold
だって この街で凍えるような寒さい中を

I still remember the first fall of snow
初めて降った雪を 私はまだ覚えているから

And how it glistened as it fell
どんな風にきらきらしながら 降ってきたのかも

I remember it all too well
私は 鮮明過ぎるほどに 覚えているの



Just between us, did the love affair maim you all too well?
誰にも言わないから教えて あなたもこの恋のことで苦しんだの?

Just between us, do you remember it all too well?
誰にも言わないから教えて あなたも 鮮明過ぎるほどに 覚えているの?

Just between us, I remember it all too well
誰にも言わないでね 私は 鮮明過ぎるほどに 覚えているの

Wind in my hair, I was there, I was there
風が私の髪をなでて たしかに 私はそこにいたの

Down the stairs, I was there, I was there
階段の下に たしかに 私はそこにいたの

Sacred prayer, I was there, I was there
神聖な祈り たしかに 私はそこにいたの

It was rare, you remember it all too well
貴重な恋 あなたも 鮮明過ぎるほどに 覚えているの

Wind in my hair, I was there, I was there
風が私の髪をなでて たしかに 私はそこにいたの

Down the stairs, I was there, I was there
階段の下に たしかに 私はそこにいたの

Sacred prayer, I was there, I was there
神聖な祈り たしかに 私はそこにいたの

It was rare, you remember it all too well
貴重な恋 あなたも 鮮明過ぎるほどに 覚えているの

Wind in my hair, I was there, I was there
風が私の髪をなでて たしかに 私はそこにいたの

Down the stairs, I was there, I was there
階段の下に たしかに 私はそこにいたの

Sacred prayer, I was there, I was there
神聖な祈り たしかに 私はそこにいたの

It was rare, you remember it
貴重な恋 あなたも 覚えているの

Wind in my hair, I was there, I was there
風が私の髪をなでて たしかに 私はそこにいたの

Down the stairs, I was there, I was there
階段の下に たしかに 私はそこにいたの

Sacred prayer, I was there, I was there
神聖な祈り たしかに 私はそこにいたの

It was rare, you remember it
貴重な恋 あなたも 覚えているの

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Taylor Swift「All Too Well」歌詞を和訳してみて、、、

「All Too Well(10 Minute Ver)」のショートフィルムは完全にこの曲の歌詞の世界観とリンクしていますので、ショートフィルムの内容も解説しつつ、気になる歌詞の和訳を紹介します。



Taylor Swift(テイラー・スウィフト)「All Too Well(10 Minute Ver)」のショートフィルムはこんな詩の引用から始まります。



「Love is so short, forgetting is so long」(PABLO NERUDA)



「愛はとても短いのに 忘れるのにはとても時間がかかる」って感じですね。この「All Too Well(10 Minute Ver)」の内容をギュっとした感じの詩。



その後、最初の章が始まる前に短いプロローグがあります。



I walked through the door with you, the air was cold
あなたと一緒にドアから出て 外の空気は冷たく

But something 'bout it felt like home somehow
でも どこか家のように心地が良かったの

And I left my scarf there at your sister's house
あなたのお姉さんの家に 私のスカーフを忘れてきたけど

And you've still got it in your drawer, even now
あなたは まだそれを引き出しの中にしまっている 今でも、、、




これは、ただ事実を描写しているだけかもしれませんが、この歌詞の和訳をこう解釈するのはどうでしょう?



「あなたと一緒にドアを出た」というのは、「二人の恋が始まった」という意味で、少し最初は緊張したけれど、それは何か家にいるかのように居心地の良いものだったわって感じ。



「置き忘れてきたスカーフをあなたがまだ持っている」というのは、スカーフはTaylor Swift(テイラー・スウィフト)自身を意味していて、元カレの人生に残した跡であり、「あなたはまだ私のことを覚えているの?」って感じ。



さて、その後最初の章「An Upstate Escape(北への逃避行)」です。



この章はTaylor Swift(テイラー・スウィフト)と元カレが車で楽しくドライブに行った時などの楽しかった頃の思い出がメインの章です。



付き合い始めたての頃の恋愛で一番楽しい時ですよね。



少し気になる歌詞(和訳)がこちら。



Oh, your sweet disposition and my wide-eyed gaze
優しいあなたと 目を見開いてはしゃいじゃう私



「All Too Well(10 Minute Ver)」のショートフィルムでも描かれている、目を見開くぐらいはしゃいでテンションが上がるTaylor Swift(テイラー・スウィフト)と、それを優しく見守る元カレ。



こんな構図も、この時は楽しいひと時を切り取ったに過ぎませんが、後で少し意味を持ってきます。



そして、サビの歌詞(和訳)の部分。



Wind in my hair, I was there
私の髪を風がなでて たしかに そこに私がいたの

I remember it all too well
鮮明過ぎるほどに 覚えているのよ



この曲のタイトルにもなっている「All Too Well(鮮明過ぎるほどに)」が使われている歌詞。



サビの部分では、楽しかった頃の回想は終わり、失恋に苦しむTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の心の様相が描写されています。



忘れようとしても忘れられないんですね。むしろ、あの時の二人が目の前に鮮明に思い浮かんできてしまうほどに、強烈に心に残っているわけです。



Taylor Swift(テイラー・スウィフト)の歌声で、切なさが胸に染みてきます。



次の章は「THE FIRST CRACK IN THE GLASS(初めてのヒビ)」



「グラス」は二人の関係を意味していますので、二人にとって初めての喧嘩とか、これから訪れる破局を匂わせる章になっています。



この章の始まりはショートフィルムでは、楽しそうなホームパーティのシーンです。どうやら元カレの家で元カレの友人達などを招いてのホームパーティのようで、元カレやその友人達はみな楽しそうですが、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)だけは少し曇った表情。



この後、音楽が少し止まり二人が言い争うシーンが描かれていますが、そこで理由が分かります。



「何で機嫌悪いんだよ?」
「あなたが私を見てくれなかったからよ」
「どういうこと?」
「周りは年上の大人ばかりで 私は一人かやの外 あなただけが頼りなのに 私の手を振りほどいたわ」
「俺は友人達の相手をしてたんだ そりゃわがままってもんだろ」



たしかに、「All Too Well(10 Minute Ver)」のショートフィルムを見返してみると、ホームパーティの途中でTaylor Swift(テイラー・スウィフト)が元カレの手の上に自分の手を重ねて、何かを伝えたそうにしていますが、元カレは大したことだと思わずに、ポンっとTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の手を振りほどいてしまっています。



この後、元カレが言い過ぎたよって感じで歩みよって仲直りをしていますが、この初めての喧嘩のシーンにも、二人が破局することになる理由が潜んでいたわけですが、後ではっきりと分かります。



そして、気になった歌詞(和訳)がこちら。



And you were tossing me the car keys, "fuck the patriarchy"
私に車の鍵を放りなげて 「運転は男の役目ってわけじゃない」なんて言うの

Key chain on the ground, we were always skipping town
鍵が地面に落ちて いつもそうやって街を出てた



どうですか?この歌詞の和訳だけ読んだら、「カレったら、私に車の運転をさせて、いつもドライブに行くのよ」なんて少し「幸せなシーン」に勘違いしてしまう人もいるのでは?



「All Too Well(10 Minute Ver)」のショートフィルムでは歌詞がぴったり重なるところで、まさに同じシーンがありますが、決してハッピーなシーンではありません。



どちらかというと元カレの性格を表している歌詞なんだなと。じゃないと、鍵は地面に落ちずにTaylor Swift(テイラー・スウィフト)がキャッチしていていいはずですよね。



その後の歌詞(和訳)も気になります。



And I was thinking on the drive down, any time now
車の中で 考えてたの そろそろ

He's gonna say it's love, you never called it what it was
「これは愛だよ」って言ってくれるんじゃないかって けど あなたは決してそうは言ってくれなかった



この歌詞(和訳)から、元カレは付き合っていることをしっかりと認めてはくれていなかったことが分かります。



行為としては彼氏彼女のようなんだけど、カレの口から「付き合っている」とは聞いたことがないの、、、って感じですかね。



この辺りは次の章「ARE YOU REAL?(本気なの?)」のタイトルにもつながってきます。



ねぇ?あなたにとってこの恋は遊びなの?本気なの?



この章では、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)がそう思いながら、また甘く幸せだった頃を思い出しています。



サビの歌詞にも出てくる、「真夜中 冷蔵庫の明かりで キッチンで踊った」シーンも「All Too Well(10 Minute Ver)」のショートフィルムで描かれています。



そのシーンの二人が幸せそうに見えれば見える程、それを忘れたくても「「All Too Well(鮮明過ぎるほどに)」浮かび上がってしまう、辛さがひしひしと伝わってきます。



そして、次の章は「THE BREAKING POINT(限界点)」



二人の関係に限界が来て、別れてしまうシーンですね。



気になる歌詞(和訳)がこちら。



You said if we had been closer in age maybe it would have been fine
あなたは「もっと歳が近ければ 上手くいった」なんて言ったわね

And that made me want to die
もう死にたいって気持ちになったわ



この歌詞から、二人が別れた理由の1つに「年齢差」があったことが分かります



この「All Too Well(10 Minute Ver)」の中に登場する元カレと噂されている俳優のジェイク・ギレンホールは当時29歳で、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)は当時20歳。



この「All Too Well(10 Minute Ver)(オール・トゥ・ウェル)」の歌詞の中やショートフィルムの中にも少しずつ登場していた描写が「年齢差」だったりもします。



はしゃぐTaylor Swift(テイラー・スウィフト)を優しく見守る元カレ。



元カレの年上の友人達となじめなかったTaylor Swift(テイラー・スウィフト)



でも「年齢差」なんてどうしようも出来ないことを、別れる理由にあげられてしまったTaylor Swift(テイラー・スウィフト)は、もの凄く絶望を感じたんだと思います。それを表現したのが先ほどの歌詞。



そして、気になる歌詞(和訳)がこちら。



You who charmed my dad with self-effacing jokes
自虐的な冗談を言ったりして 私の父にも気に入られてたあなた

Sipping coffee like you're on a late-night show
深夜番組に出演しているみたいに コーヒーをすすりながら

But then he watched me watch the front door all night, willing you to come
けど そんな父は 一晩中ドアの前であなたが来ないかって 待ち続ける私を 見ることになったわ

And he said, "It's supposed to be fun turning twenty-one"
父は言ったわ 「21歳になるのは 楽しいことのはずなのに」って



Taylor Swift(テイラー・スウィフト)と彼女の父と、元カレの3人で楽しそうに話をしている回想シーン。



次に同じ場所でTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の21歳の誕生パーティーをしているシーンが流れます。誕生日を祝われている彼女は笑顔であるものの、どこか悲し気です。



そんな一連のシーンの裏で歌われているのが上記の歌詞(和訳)の部分。



あなたのことを気に入っていた父のことも、悲しませたのよ、、、そんな声が聞こえてきそうです。



そして、次の章は「THE REELING(動揺)」



とても短いこの章を端的に表しているのが次の歌詞(和訳)。



Time won't fly, it's like I'm paralyzed by it
時間は飛ぶようには過ぎず 痺れたように 私は次に進めないまま



「別れた時は辛かったけど、今はもう大丈夫、時間が解決したわ」なんてことにはならずに、時が止まったかのように、彼女の心は揺さぶられたまま、次に進もうなんてポジティブになれなかった時のことが表現されています。



そして、次の章が「THE REMEMBERING(想い出)」



この「All Too Well(10 Minute Ver)(オール・トゥ・ウェル)」という曲の「核」とも言える章ですね。



You can't get rid of it
あなたはそれを捨てられないの

'Cause you remember it all too well
だって あなたも 鮮明過ぎるほどに覚えているから



「それ」は文脈的にはTaylor Swift(テイラー・スウィフト)が忘れていって、元カレがまだ持っているとする彼女のスカーフのことですが、事実のことを言っているかもしれないし、元カレの心に残る彼女への想いのことかもしれません。



この章では、ありとあらゆる二人の想い出を思い出して、そして、それが忘れたくてもあまりにも鮮明過ぎる程にまだ覚えているからこそ、それに囚われて、先に進めない彼女の心の辛さを歌っています。



最後の章は「THIRTEEN YEARS GONE(13年経って)」



ここでは、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)のちょっとした皮肉も込められています。



それがこの歌詞の和訳の部分。



And I was never good at telling jokes, but the punch line goes
私は決して冗談を言うのが得意じゃないけど 話のオチはこうよ

"I'll get older, but your lovers stay my age"
「私が歳を取っても あなたは結局若い子と恋愛してる」



これは、別れた時に元カレに言われた「もっと歳が近かったら 上手くいったかもしれない」なんて「年齢差」を別れた理由にあげられたにも関わらず、その後も元カレが当時の彼女と同じような若い女の子と付き合っていることを歌詞の中で皮肉っているわけですね。



Taylor Swift(テイラー・スウィフト)がチクりと刺しています(笑)



さて、「All Too Well(10 Minute Ver)」のショートフィルムでこの章ではTaylor Swift(テイラー・スウィフト)自身が登場して、実は「「All Too Well」という本の出版をしていて、その本の出版記念パーティーのようなものを開いているシーンが描かれています。



改めてこの「All Too Well(10 Minute Ver)」を発表することになった現在のTaylor Swift(テイラー・スウィフト)を暗示しているのかなと。



集まった人達に本の内容を紹介しているのでしょうか、その景色を遠くからこっそり眺めている元カレと思われる姿がちらっと映り、このショートフィルムは終わりを迎えます。



この最後の章で気になるフレーズが



Just between us
誰にも言わないから教えて



直訳すれば「ただ二人の間のこと」、つまり「二人だけの秘密」という感じなので、上記のように和訳してます。



「誰にも言わないから教えて」と彼女が知りたかったことは、「あなたもそうなんでしょ?」



あなたも私と同じように、二人のことを鮮やか過ぎるほどにすべてを覚えていて、忘れられないんでしょ? 



あなたも私のことをまだ忘れられずにいる。まだ私のスカーフを大事に取っておいてくれているんだよね?



これは失恋した人であれば、痛い程に共感出来る、彼女の「願望」かもしれません。



そして、最後はこの歌詞の繰り返しで終わります。



Wind in my hair, I was there, I was there
風が私の髪をなでて たしかに 私はそこにいたの

Down the stairs, I was there, I was there
階段の下に たしかに 私はそこにいたの

Sacred prayer, I was there, I was there
神聖な祈り たしかに 私はそこにいたの

It was rare, you remember it all too well
貴重な恋 あなたも 鮮明過ぎるほどに 覚えているの



「たしかに 私はそこにいたの」っていう歌詞が心に染みますね。



失恋の想い出だから忘れたいのだけど、それは同時にとても楽しかった無くしたくない大切な想い出でもある。



忘れたたいのだけれど、「All Too Well(鮮明過ぎるほどに)」覚えている。



おそらくTaylor Swift(テイラー・スウィフト)自身の恋愛のことを歌詞にしているからこその、描写のリアリティーとそこから伝わる痛いほどの感情。



似たような経験を持っている人であれば、自分のそれを掘り起こされるようなパワーを持っている曲ですよね。



誰もが忘れられないような恋の一つや二つ経験していると思いますが、どうですか?思い出した時に心に何も感じないような恋なら、本気の恋をしてたとは言えないのでは?



やはり時間が経てば、その記憶を思い出した時の感情も移り変わっていきます。



ですが、失恋して、まだ次に進めない程に囚われていた頃、こんな気持ちだったなぁなんて、センチメンタルな気持ちを味わせてくれる素敵な一曲ですね。



そんな、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)「All Too Well(10 Minute Ver)(オール・トゥ・ウェル)」の歌詞と和訳でした。



(了) 読んでくれて、ありがとう!!
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