【完全解説】『TEENAGE RIOT』の歌詞で米津玄師を理解できる!?(ティーンエイジライオット)

記事の写真

今回は、米津玄師よねづけんし)の「TEENAGE RIOTティーンエイジライオット)」の歌詞について。



2018年10月31日発売の米津玄師のダブルA面のシングル「 Flamingo / TEENAGE RIOT 」からの一曲。



シングル「 Flamingo / TEENAGE RIOT 」のティーンエイジライオット版のジャケットイラストも米津玄師のものなんですよね。歌詞・作曲のみならず、イラストの才能も恐るべし、、、



歌詞のモチーフは「TEENAGE RIOT」。意味は、と「10代の衝動」とかですかね?



実は、この米津玄師の「TEENAGE RIOT」の歌詞を読み解くことが、「米津玄師」を理解することになる!?



まずは、米津玄師「TEENAGE RIOT(ティーンエイジ・ライオット)」の歌詞をどうぞ。

スポンサードリンク

【歌詞】米津玄師「TEENAGE RIOT」

作詞:『米津玄師』
作曲:『米津玄師』



潮溜まりで 野たれ死ぬんだ
勇ましい 背伸びの果てのメンソール
ワゴンで 2足半額のコンバース
トワイライト 匂い出すメロディー



今 賽子(さいころ)振るように 日々を生きて
にたにた笑う 意味はあるか
誰も興味が無い そのGコードを
君は酷く愛していたんだ



煩わしい心すら
いつかは全て灰になるのなら
その花びらを瓶に詰め込んで 火を放て
今ここで
誰より強く願えば
そのまま遠く雷鳴に飛び込んで
歌えるさ カスみたいな だけど確かな
Birthday Birthday Song



しみったれた 面が似合うダークホース
不貞腐れて開けた 壁の穴
あの時 言えなかった 3文字
ブラスバンド 鳴らし出すメロディー



真面目でもないのに 賢しい顔で
ニヒリスト気取ってくるみ
誰も聞いちゃいない そのBコードを
それでもただ信じていたんだ



ヨーイドンで鳴る銃の音を
いつの間にか聞き逃していた
地獄の奥底にタッチして 走り出せ
今すぐに
誰より独りでいるなら
誰より誰かに届く歌を
歌えるさ 間の抜けた だけど確かな
Birthday Birthday Song



持て余して 放り出した 叫び声は
取るに足らない 言葉ばかりが
並ぶのみの位置に また並んでいく
茶化されて 汚されて 恥辱の果て
辿り着いた 場所は何処だ
何度だって歌ってしまうよ
何処にも行けないんだと
だからこそあなたに 会いたいんだと
今 今 今



煩わしい心すら
いつかは全て灰になるのなら
その花びらを瓶に詰め込んで 火を放て
今ここで
誰より強く願えば
そのまま遠く雷鳴に飛び込んで
歌えるさ カスみたいな だけど確かな
Birthday Birthday Song

スポンサードリンク

【歌詞解釈】米津玄師「TEENAGE RIOT」

米津玄師の「TEENAGE RIOT」の歌詞の世界観は、



「周りと同じようには生きられず」

「悶々とした気持ちを抱えていた10代」

「独りの自分にあったのは 音楽」

「こんな自分だからこそ 歌える歌がある」

「大した歌じゃないけど それを歌ったから」

「今の自分が 生まれた」



ざっくり、要約するとこんな感じです。



「TEENAGE RIOT」の歌詞に登場する「君」は、「10代の頃の米津玄師本人」ですね。



そんな君が愛していた「Gコード」「Bコード」は、米津玄師の楽曲によく使われています。



この「TEENAGE RIOT」のモチーフが米津玄師本人だという証は他にもあります。



歌詞にある「しみったれた 面が似合うダークホース」の部分。



「ダークホース」には、「馬面」の意味が。米津玄師の顔も面長ですよね。



米津玄師はたぶん、自分の面長の(はっきり言ってしまうと馬面)顔が10代の頃、コンプレックスだったのかもしれないですね。



「ダークホース」のダークの部分が、10代の頃の「暗い性格」を暗示していますが、「ダークホース」という言葉自体には、「周りの期待を裏切って 見返してやる」という、10代の頃の米津玄師本人の気持ちも表現されていると思います。



また、他の歌詞の部分に



何度だって歌ってしまうよ
何処にも行けないんだと



この「何処にも行けない」というフレーズは、「LOSER」「砂の惑星」など、米津玄師の多数の楽曲の歌詞に登場します。



これは、意図的なものではなくて、米津玄師の中に潜んでいたものが、自然と何度も溢れ出る形で歌詞になっていたと。



それをファンの方にも指摘されて、米津玄師自身が認識する。そして、突き止めたんですね。つまり「何処にも行けない」というフレーズを生んでいる感情が10代の頃の米津玄師にあったと。



米津玄師本人が、10代の頃の自分を思い起こして、その頃の自分にメッセージを送るような歌詞がサビの部分に。



煩わしい心すら
いつかは全て灰になるのなら
その花びらを瓶に詰め込んで 火を放て
今ここで
誰より強く願えば
そのまま遠く雷鳴に飛び込んで
歌えるさ カスみたいな だけど確かな
Birthday Birthday Song



今の米津玄師が、10代の米津玄師に、呼び掛けているんですね。



「その悶々とした気持ちは いつか消えるから」

「だから その気持ちを歌にするんだ」

「大した曲はできないけど」

「新しい自分になれるよ」



その「10代の悶々とした気持ち」、つまり「TEENAGE RIOT」をエネルギーに、歌詞にして曲にするんだと。



つまり、それが米津玄師の音楽の原点なんだと。



ちなみに、「TEENAGE RIOT」の歌詞の中では、自虐的に、「カスみたいな」なんて言ってますけど、、、



米津玄師の楽曲にカスみたいな曲は無いですよね!!ハチ時代の楽曲も含めても!!



たぶん、米津玄師本人は、始めの頃作った楽曲をそう思ってるんですよね。実際に、ネットで公開した後に、消してしまった楽曲もありますし、、、才能のある人が自分に課すハードルは高いですね(笑)



そんな、米津玄師「TEENAGE RIOT(ティーンエイジ・ライオット)」の歌詞でした。



(了) 読んでくれて、ありがとう!!
スポンサードリンク

『おすすめ記事』
【勉強がはかどる秘策はコレだ!!】人生久しぶりの試験に挑む私を救ったのは・・・
人生久しぶりの勉強モード。しかし、勉強が全然はかどらないというピンチ!を救ってくれたのは・・・
この記事を読む
スポンサードリンク
『プロフィール』

『Mr.マイウェイ』

30代。MAN。
「好きな事」「気になった事」をただひたすら書いてます。

座右の銘:「九転十起」
好きな音楽:The Beatles『Let It Be』

RSS 配信中
プロフィール詳細
『サイト内検索』
アーティスト名・曲名でも検索可能
『カテゴリー』
『関連記事』
【歌詞】米津玄師『ごめんね』 恋愛上手になる秘訣が隠されている!?
今回は、米津玄師(よねづけんし)の「ごめんね」の歌詞について。2018年10月31日発売の米津玄師のダブルA面のシングル「 Fla...
この記事を読む
【歌詞】back number『オールドファッション』歌詞の秘密に気づくとドーナツを見る度に涙が止まらなくなる!?
今回は、back number(バックナンバー)の「オールドファッション」の歌詞について。back numberの「オールドファッ...
この記事を読む
【歌詞】米津玄師『TEENAGE RIOT』ジャケットに描かれた秘密が歌の世界観に関係している!?(ティーンエイジライオット)
今回は、米津玄師(よねづけんし)の「TEENAGE RIOT(ティーンエイジライオット)」の歌詞について。2018年10月31日発...
この記事を読む
【歌詞】米津玄師『Flamingo』フラミンゴが片足で立つ理由が歌の世界観に関係している!?
今回は、米津玄師(よねづけんし)の「Flamingo(フラミンゴ)」の歌詞について徹底解釈!!2018年10月31日発売のダブルA...
この記事を読む
【歌詞】「Red Swan」YOSHIKI ft. HYDE(TV版とフル版) 進撃の巨人第三期OP曲
今回の歌詞は、YOSHIKI ft. HYDEの「Red Swan」TV「進撃の巨人」第三期のOP曲ですね。それにしても、YOSH...
この記事を読む
アーティスト別
上へGO!